WCMフレームワーク

Will・・・やりたいこと/Can・・・できること/Must・・・やらなければならないこと とそれぞれ訳される「3つの輪」のことをご存じでしょうか? 転職活動を始めるにあたり、自分のキャリアを整理しなおす作業は欠かせません。このプロセスを省いてしまうと、何のために転職しようとしているのか、結局自分は何がしたいのか、などの軸が定まらずにブレたままで活動してしまい、有意義な活動ができない可能性があるからです。今回は、自己分析・キャリアの棚卸しをするうえで役に立つフレームワークをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。 Will・・・やりたいこと 「自分は何がやりたいのか?」「どんな人物になりたいのか?」「どんな人生を送りたいのか?」など、転職活動を始めるうえで、最も大切な観点になるでしょう。もちろん、今現在、明確なWillを描けていない方もいると思います。現職で多忙を極めていれば、こうしたことを考える余裕が無い場合もありますし、5年後や10年後の自分のキャリアビジョンを描いたことがないという方も多くいると思います。 それは、それで、問題ありません。なぜなら、こうした「自分の中にあるWillって何だっけ?」とちょっと立ち止まって考えること自体が、「転職活動」の一部だからです。「現職に不満があるから」「上司とソリが合わないから」というネガティブな理由ばかりが先んじて出てきてしまう場合でも、掘り下げて考えると「自分はこうしたい。だから、現職に不満を感じてしまう」というWillが出てくるものです。そのWillを実現するために、現職では不可能なのか。不可能ならばどの会社なら実現できるか?など、「転職活動」を始めていくうえでの第一歩になりますので、ぜひじっくり考えてみてください。 Can・・・できること 「自分は何ができるのか?」「どんなスキルをもっているのか?」。冷静に考えると答えに詰まる人もるのではないでしょうか?Can(できること)を見つめなおすコツは、「謙虚にならないこと」です。どんな分野にも上には上がいるものですが、それを言っていては自分の価値を正しく分析することはできません。人と比べて「できること」ではなく、これまで自分が積み上げてきたスキル・能力を見つめなおしてみましょう。 自分1人ではなかなか難しいと感じるようでしたら、上司や同僚に聞いてみるのも1つの手です。「わたしは何ができるのか」をストレートに聞くことに対してためらいを感じるようでしたら、「できること、できるといいことを3つずつ教えてください」などマイナス面も合わせて聞くと良いかもしれませんね。 Must・・・やらなければならないこと 解釈が難しい表現ですが、言い換えると「会社から期待されること」です。つまり、自分のやりたい・やりたくないに関わらず、会社や上司からの指示で発生します。この3つ目の輪を、Will・Canに加えると、よりシャープで客観的な自己分析ができるようになります。 WillとCanが重なる部分。これがキャリアの方向性 「Will=自分がやりたいこと」「Can=自分ができること」が重なるわけなので、それが最も現実的なキャリアの方向性だと考えることができます。また、「今はできないが、自分が本当にやりたいことはこれ!」というケースもあるでしょう。たとえば、「今まで人事を担当していたがマーケティングの世界に飛び込みたい」など。この場合は、いきなり転職ではなく、今いる企業の中での配置転換によって実現することが現実的かもしれません。そうすると、わざわざ転職しなくても良いという選択肢もありうるわけですね。 (`・ω・´)目標大事B7B95557-382F-4CC2-9FC4-8014755D9259.png SkillHacks(スキルハックス) オンラインプログラミングスクールの申込